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「ショールームで自社のブランディングを強化したい」という企業は多いでしょう。しかし、言葉で言うよりも意外と難しいのが現実です。
その難しさを、数々の企業ショールームを手掛けてきた株式会社ADの方が教えてくれました。

役員クラスや担当部署でないと「自社のブランド」を熟知できていないことが非常に多いのが現実です。
そのため、デザインに落とし込んで形にして提案することで具現化して、企業と弊社の「ブランド」の認識を統一していき、ブラッシュアップを重ねていく必要があります。
クライアント・業界・ユーザーなど、様々な相手への高い理解度が求められるので、ショールームで充分にブランディングを実現できている会社は実はそう多くはありません。

見ているユーザーに製品やサービスが「企業独自のアイデンティティ」と認識してもらう事はかなりハードルが高いです。
その手前である顧客の潜在意識に忍びこむ「アイコン化」はできている企業が多いので、弊社でショールーム以外のメディアを確認して共通項をまとめていき、ショールームに落とし込むということを行っていきます。
それによって、徐々に解像度を高くしていくことができます。
まず皆さん自身が今すぐに「自社のブランド」を明確に言語化できるかというと、そうではない方も多いのではないでしょうか。それが「意外と難しい」理由です。
もちろん上層部に聞けば解決することかもしれませんが、それができたとしても、そこからその「ブランド」という目に見えない概念を具現化する必要があります。
具現化の練度はショールームのデザインや制作を依頼する企業のスキルや業界、自社に対する理解度によって大きく変わります。
株式会社ADでは、「ブランドの具現化」を空間デザインに落とし込むために、取材記事・動画やYouTube動画、社史などを探して読み込み、企業の想いを知ることから始めているそうです。
そうしてできた事例を2つ、ご紹介します。


こちらは担当者が「あれもやりたいこれもやりたい」と夢いっぱいに打ち合わせに来てくれたというエスエスケイフーズの藤枝工場内のショールーム。
企業側の“やりたい”のイメージを整理し、その“やりたい”を実現できるコンテンツを大量に提案し、絞り込んでいったそうです。
「やりたい」の中には、地元企業としてオフィシャルパートナー契約を結んでいる清水エスパルスのコンテンツや、ボルダリングプロクライマーを支援していることから、「ボルダリングをできるようにしたい」という案もあったとか。企業としての社会貢献を見せていくのか、子どもたちが社会見学で楽しんでもらえるようなコンテンツを優先するのか、そういったところもコンテンツアイディアを元に打ち合わせを重ね、「小学3年生が社会見学で楽しめる」ことに振り切りました。
企業の「ブランド」は大きくはひとつですが、どこを切り取って見せていくかによってもショールームはまったく異なる完成形になります。企業側の“やりたい”と、ショールーム制作会社側の“やりたいの具現化”があったからこそ、ブランドの見せるべき面を明確にできた事例です。
ショールームで正しい・効果的なブランディングを行うために、一般的に必要とされるポイントについて以下にまとめました。
ショールームの訪問者に強い印象を与え、ブランドの認知度や信頼性を向上させるためにも、ぜひチェックしておいてください。
ブランドのアイデンティティ(個性や価値観)を明確にすることが、ショールーム全体の方向性を決めるための重要なポイント。
ショールームのデザインや展示内容、顧客体験のすべてがこのアイデンティティと一致していることが、効果的なブランディングには不可欠です。
まず、企業のミッションやコアバリュー等を具現化し、ショールーム内でどのように表現していくかを検討。ブランドカラーやロゴ、フォントなどのビジュアル要素についても、空間全体で統一させると良いでしょう。
また、顧客がブランドの特徴や理念を一貫して感じられるよう、展示内容も慎重に選定する必要があります。
顧客に伝わるメッセージに一貫性を持たせることは、ブランディングにおいて非常に重要な要素。ショールーム内での展示内容や体験、スタッフの対応、配布資料やサンプルなど、顧客と接するすべての要素に一貫してブランドメッセージを持たせましょう。そうすることでよりブランドの信頼性が高まり、ブランドに対する印象も強化されます。
そのためには、ショールームの製作段階において、すべてのコンテンツやコミュニケーションがブランドの価値・理念と合致しているかどうかをこまめに確認。また、スタッフがブランドメッセージを正確に伝えられるよう、統一したトレーニングを実施すると良いでしょう。
ショールームでの顧客体験(CX:Customer experience)とは、顧客が製品やサービスを直接体験するプロセスで、ブランドの価値や品質を感じてもらうこと。とくにBtoCのターゲットとなる一般消費者は感覚的な要素に強く反応する傾向があるため、視覚・触覚・感情に訴えかける体験の提供を意識しましょう。
デザインについては、訪問者がショールームを通じて製品やブランドにポジティブな感情を持てるよう、細部まで配慮した導線設計を行います。また、インタラクティブな展示やデモンストレーションを用意し、顧客が自分で製品を試す・サービスを体験できる環境を整えると、より効果的です。
現代のショールームにおけるブランディングでは、SNSでの情報拡散が非常に大きな力を持っています。
そのため、訪問者が「たくさんの人に伝えたい!」と思えるようなフォトジェニックなデザイン・スポットを用意することは効果的。自然と情報をシェアしたくなるような環境を提供することで、ブランドの認知度アップを自然と促進することができます。
たとえばファッションブランドのショールームでは、ブランドカラーを基調とした特設ブースやミラーなどを設けるなど、写真を撮りたくなるような仕掛けを施すと良いでしょう。SNSでの投稿を促すために、ハッシュタグやインセンティブを設定するのも効果的です。
ブランディングは1度きりの作業ではなく、継続的な取り組みが必要。ショールームでの顧客体験から得られるフィードバックをもとに、展示内容や体験設計を改善し、常にブランドイメージを最適な形で伝え続けられるよう定期的なメンテナンスを行いましょう。
実践方法としては、ショールームの訪問者にアンケートやインタビューを実施し、展示内容や体験についての感想を収集。それをもとに展示の内容やレイアウトの改善、新たな体験コンテンツの導入などを検討すると良いでしょう。
それを考えると、ショールームが製品の入れ替えを前提とした構造になっているかどうかも大切です。

先程もご紹介した株式会社JPSの事例です。台の上の製品はもちろん差し替えが可能。発泡樹脂が使われている製品は大きさも形状も様々。トレー上のものも“映える”展示ができるように、ただ置くのではなく差し込み式にしているなど、更新性とディスプレイとしての見栄えを兼ね備えています。

産業用ロボットの大型ショールーム。入れ替えがありそうなブースの奥には、よく見たらシャッターが。ここから機器の入れ替えができる仕様になっています。
入れ替えの可能性がある機器の種類、そのサイズ感などを考慮しながら動線や配置といった空間をデザインしていくことで、比較的容易なレイアウト変更が可能になります。
リニューアルなどめったにしないショールームですから、そこまで考え抜いてもらえるよう、企業ショールームを得意とするデザイン・制作会社に依頼することが大切だということがわかる事例です。
WEBマーケティングサービスを提供するZenken株式会社が、企業のショールームを成功に導くためのメディアとして制作・運営しています。
当初はプロジェクト担当者が不在で、「ショールームを制作するのは始めてなのでお任せします」というスタンスでスタートした制作。
初期はヒアリングをする機会もなかったことから、ショールーム開設場所が「開発センター内」であることや多くの製品に使われている発泡樹脂事業を展開している企業だということ、加えて経営方針「Deliver with WOW!」という言葉などから着想を得て、いくつかアイディアを提出したところ、企業側でもプロジェクトチームを発足してくれ、打ち合わせによってより表現をブラッシュアップしていったという経緯があります。
世界を股にかける企業らしい中央のシンボルを囲む製品群…世界にワクワクを届ける、まさに「Deliver with WOW!」を表しています。