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ショールームの導線デザインとは、来場者がスムーズにショールーム内を見て回れるように、展示品や通路の配置、空間構成を設計することを指しています。導線デザインの検討によって、集客や回遊、滞在、商談といったそれぞれの段階にて効果を発揮することが期待できます。
VMDとは「視覚的な(Visual)販売戦略(Merchandising)」の略であり、来場者の視覚に訴える展示方法をいいます。視覚や演出により、商品やブランドの魅力を高められます。ショールームに単に製品をおいておくだけでは、その見た目のみしかわかりません。導線を工夫することによって、来場者にブランドの世界観を体験してもらえる場として効果が期待できます。
ショールームの入り口は、来場者との最初の接点となる部分であるため、入りやすさや期待感の演出が集客や第一印象の向上につながっていきます。例えば、開放的な空間にして入りやすい印象を与える、ブランドカラーやシンボルを工夫して、ひと目で企業や展示の魅力が伝わるようにすることが理想です。
来場した人がショールーム内を自然に移動して、展示エリアや体験ゾーンを無理なく回遊できるルートを設計することが基本となります。無駄な逆流や行き止まりをなくすことによって、自然に移動でき、初めから終わりまで来場者の興味が続くようなレイアウトを目指します。
用途や展示物によってエリアを分ける方法を「ゾーニング」と呼びます。また、VP・PP・IPとは、ディスプレイの種類を指しています。
さらに、ホットスポットにて自然に足を止めて、ブランドの世界観に没頭できるように工夫を行います。
ショールームの中で「立ち止まりポイント」を作ります。BGMやアロマなど五感を意識した演出を行うのもおすすめです。来場者の意識をそこで集中させることによって、記憶にも残りやすくなります。
わかりやすいサインを設けることによって、来場者に対して「今どこにいるのか」「どこに進めばいいのか」「ゴールはどこなのか」といった点について案内を行います。「現在地→方向→目的地」の3段階の情報階層をはっきりさせると、混乱や逆流の防止にもつながります。
案内を設置する場合には、文字のサイズやコントラスト、設置する高さにも注意が必要です。
例えば、大きめのフォントを使用し、高いコントラストとすることによって、遠くからでも見やすくすることができます。また、設置する高さは大人の目線を基準にするため、140~160cm前後が目安といえます。
文字のみでの誘導ではなく、ピクトグラム(絵文字標識)を用いることによって、言語を問わずに誘導可能となります。また、ショールーム内にフロアマップを複数設置する、通路や展示ポイントに照明の演出を行うといった工夫により、来場者の誘導ができます。
ショールームを設計する上では、どのような流れにするかという点が大切です。例えば、導入部分で来場者の興味を喚起し、その後特徴や技術説明で理解を深め、他社や他製品との比較を行って違いを説明します。その後、実績や事例を上げることで信頼を得て、商談やアクションにスムーズに誘導する、といった流れで設計するという方法が考えられます。
ショールームにはさまざまな展示が行われますが、大型の展示やデモ、体験できる端末などの配置も重要です。ポイントは、来場者の導線上で必ず目に入る場所に設置する点。また、その場所で滞留したくなるような工夫を行うことが重要といえます。
企業の魅力や特徴に注目してもらえるように、余分な情報や気が散るような演出は避けるのが望ましいです。また、導線を考える上で混雑が予想されるような流れは避けるようにします。
導線を検討する上では、来場者だけではなくスタッフが効率的に動けるようにする必要があります。見学している来場者を妨げずに効率よく案内・サポートするにはどのように動くのが良いのかを検討します。また、ショールーム全体に気配りができるように見通しの良い設計にするという点も大切です。受付や呼び込みを行うスタッフも、来場者の回遊が途切れない場所を中心として配置します。
ショールームには、受付や待合スペース、商談スペースなどを設けることもあります。その場合には、混雑を起こさないような配置にしつつ、そのスペースを利用している人がリラックスできるように、圧迫感を与えない空間を確保しましょう。また、商談ブースも導線上に配置しやすいレイアウトを目指すのがおすすめです。
スタッフが利用するバックヤードについても、一緒に設計を行います。また、補充や清掃を行う際の動線やセキュリティ対策についても事前の設計を行うことが必要となります。
ショールームを運営していく中では、利用者がどのように動いているかを把握するために、センサーやヒートマップが用いるケースもあります。これらを活用することによって来場者の動線を分析し、レイアウトや製品・スタッフの配置などを確認。必要に応じて改善を行えますし、混雑対策にも活用ができます。
A/Bテストとは、複数のパターンを比較検証し、どちらが良い成果を生み出すのかを見つけることを目的とした手法です。入り口や導線、展示配置についていくつかのパターンを比較して、データを参考に改善していきます。また、季節や企画に合わせる形で構成などを変えていくといった方法も考えられます。
来場数やセンサーやヒートマップで取得したデータ、アンケートなどの記録をダッシュボード化することによって情報の分析や改善に役立てられます。また、週次や月次といったように、定期的にデータを確認し、改善点の検証や改善点の立案を行っていくことでより良いショールーム作りに繋げられます。
一般的に、人は自然と左回り、つまり時計回りに行動すると言われています。例えば、道が左右に分かれているという状況においては、無意識に左を選びやすい傾向があるということです。しかし、このような「定説」を鵜呑みにせず、立地や顧客の属性、展示テーマなどに合わせて実証を行いながら導線を検討していくことが大切です。
行き止まりや逆流が発生している場合には、回遊できる導線を作る、サインの掲示や誘導スタッフを増やすといった方法で修正を行います。また、展示物や情報は集中させすぎて情報過多が発生しないように注意します。
展示は見た目も大切ですが、見た目ばかりにこだわりすぎて情報が伝わらないとなると本末転倒です。その場合は、体験や解説を強化します。また、見た人が理解できる内容となっているか随時確認し、状況に応じて展示内容の改修を行うことを心がけます。
ショールームの導線デザインを検討する場合には、まずは要件定義を行った上で基本設計を行います。その後、設計に問題がなければ施工に入り、コンテンツ制作を行っていきます。また、制作してそれで終わりにするのではなく、十分な検証を行い、必要に応じて改善していくことも大切です。
ショールームのデザインを手がけるベンダーは数多くありますので、それぞれの得意分野やこれまでの実績、提案力、予算などさまざまな面から比較を行った上で選択します。また、ベンダーの選定を行う際にはREP(Request for Proposal:提案依頼書)を作成することで、ニーズや実現したい内容についてベンダーに正確に伝えられ、より良い提案を受けることができます。このREPを作成する場合には、要求事項を具体的かつ簡潔にまとめる、スケジュール感や予算について具体的に記述するといった点を意識すると良いでしょう。
また、ベンダーを選定したら選定理由を明らかにして社内での合意形成を図ることも大切です。
ショールームの導線は、集客や回遊、滞在、商談といったようにさまざまな面に影響を与えます。そのため、どのような導線デザインにするかという点が非常に重要であるといえます。さらに、デザインを一度決めたらそのままにするのではなく、改善点を見つけ修正を行っていくことによって、より良いショールームに改善が期待できます。
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