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企業が商談相手や訪問者のために設けるショールーム。そのコンセプトは、企業のブランドや製品の価値・魅力を最大限に引き出すために、非常に重要だと言われています。
ここではコンセプトの必要性や立て方などを、数々の企業ショールームを手掛けてきた株式会社ADの営業・ディレクターにもお伺いしながらまとめました。

ショールームの新設も改装も、エントランスから事務所内装、工場内の装飾まで、企画・設計・施工。小規模から大規模までを手掛ける。
案件は営業とディレクター2名体制で対応してくれるので、アドバイスも営業とディレクターそれぞれにいただいています。
そもそも企業のショールームにコンセプトは必要なのでしょうか。
歴史や製品がわかりやすく陳列されていればいいという考えもあるかもしれません。プロの意見を聞いてみましょう。

自社のビジョンが不変であれば必須。時代や情勢で変化が必要な場合はマストではないと思います。

コンセプトがあることで芯がブレなくなります。
表面的な上っ面だけのデザインになると、空間に説得力は生まれません。
やはりより良いショールームを作るには、自社のビジョンに基づいたコンセプトが大切。
では、ショールームのコンセプトを決める際にどのようなポイントに気を配るべきなのでしょうか。以下にまとめてみました。
ショールームのコンセプトは、企業のブランドアイデンティティを具現化するもの。そのためには、製品やサービスの特徴、ブランドメッセージ、コアバリューを深く理解しているメンバーでプロジェクトを組むことが大切です。
また、ターゲットとなる顧客層のニーズや期待を把握し、それに応じた体験やメッセージを伝えられるよう、コンセプトに一貫性を持たせるようにしましょう。そうすることで訪問者にブランドメッセージが強く印象付けられ、企業の信頼性やイメージ向上が期待できるようになります。
ショールームのコンセプトを決める際には、展示される製品やサービスの特徴をどのように表現するかを考慮します。
技術的な製品であれば、訪問者が実際にその技術をわかりやすく感じられる体験型の展示や、高級ブランドであればエレガントで洗練された空間を楽しめるよう工夫するなど、製品の強みを最大限に引き出す方法を模索しましょう。
ショールームは単に製品を並べるだけではなく、訪問者に特別な体験を提供する場です。
そのため、ブランドや製品に関するストーリー性を持たせ、そのストーリーに没入できるような空間をデザインすると、より記憶に残りやすいコンセプトとなります。
たとえば、企業の歴史や成長の過程を表現したり、製品がどのように開発・利用されるのかを具体的に見せるストーリーを組み込むなど、訪問者の行動や感情を引き出せるプランを考えると良いでしょう。
コンセプトをもとに、ショールーム内で訪問者がどのように行動し、どのような体験をするのかをデザインします。
たとえば、動線については「訪問者が自然と展示に興味を持ち、次へ進みたくなる」ように設計する、商談スペースについては「リラックスして話ができるようブースを配置する」といった具合。訪問者の行動を事前に予測し、それに合わせた空間設計を行うことが大切です。
コンセプトの考え方は、ターゲットがBtoB(企業向け)かBtoC(消費者向け)によって大きく異なります。両者のニーズや期待するものが異なるため、それぞれに合わせたアプローチが必要です。
以下に、BtoBとBtoCのショールームコンセプトを考える際の違いを詳しく説明します。
BtoBの場合、訪問者は取引相手、企業の従業員・役員などです。
そのため、製品やサービスに対して高い専門知識や技術的な理解を求めているケースが多いと考えられます。自社の技術力をどんなコンセプトで伝えていきたいか、考えていく必要があります。
また、採用面では専門性と技術力をわかりやすく表現するといいでしょう。面接で来社してもらうとき、学生などの見学を受け入れるなどを想定して、リテラシーが低い人でもわかりやすい、楽しめるような展示を意識すると、企業への興味が増すはずです。
ショールームを訪れる際、企業は何らかの問題を抱えており、その解決策を模索しているケースも考えられます。
そのため、BtoBでは製品やサービスが相手企業の課題をどのように解決できるのか…といった案を示すことが大事。
訪問者は、具体的なビジネスソリューションや効率性の向上を期待しているため、コンセプトには「成果」「効率性」「信頼性」などの要素を組み込むと効果的です。
BtoBショールームでは、商談や事業の提携が重要な目的となります。そのため、ショールームのコンセプトにも、商談やパートナーシップ構築の場を取り入れると良いでしょう。製品展示やデモンストレーションを中心にしつつ、ビジネスディスカッションやパートナーシップを深めるための場を設けることができれば、より話がまとまりやすくなるかもしれません。

BtoCの場合、顧客は個人的な感情やライフスタイルに基づいて製品やサービスを選びます。
そのため、コンセプトは感情に訴えかけるものであることが重要です。消費者にとって、「製品やサービスが生活をどのように豊かにするか」「どのような価値をもたらすか」を示すことがコンセプトの中心になります。
BtoCのショールームでは、顧客が実際に製品を試し、体験できるエンターテイメント性を持たせることも重要。
一方通行ではなく、仕掛けをこらした展示やデジタル体験を取り入れ、顧客みずからが製品の価値を実感できるようなコンセプトが効果的です。
そのため、展示にはコンセプトを実現できるような「試してみたい」「触ってみたい」と思わせるような工夫・アイデアを取り入れると良いでしょう。
BtoCの場合、ショールームでブランドのイメージや世界観を伝え、顧客にそのブランドのファンになってもらえたら最高です。
そのためには、単に製品の機能や性能を伝えるだけでなく、ブランドが持つストーリーやスタイルに共感してもらうことが大事。ブランドのビジョンや価値観を分かりやすく伝え、顧客の心に響くコンセプトを目指しましょう。

マヨネーズやドレッシングでおなじみのエスエスケイフーズの藤枝工場内のショールーム。地元小学生の社会科見学受け入れなどを行っています。
「ファン拡大」を目的に作られており、子どもたちだけではなく大人も楽しいコンテンツが盛り沢山です。
ショールームのコンセプトを決定するには、目的・イメージ・期待する効果などを明確に言語化する必要があります。
少々難しい作業となりますが、いくつかのポイントを押さえれば、効果的に伝えられることができるはずです。そのポイントについて、以下にご紹介していきます。
複雑なアイデアを無理にプランに詰め込むと、コンセプトが曖昧になりがちです。
ショールームを作るにあたり、伝えたい主旨をできるだけシンプルにし、もっとも重要なポイントに絞って表現するようにしましょう。複数の要素がある場合は、核心となる部分を1~2行程度で説明できるようにすると効果的です。
コンセプトは、「誰に向けたもの」なのかを明確に意識することが重要です。
ターゲットが明確になれば、彼らの興味や価値観に響く表現ができるようになり、伝えたいメッセージをピンポイントで表せるようになるでしょう。
コンセプトを言語化する際には、「売上アップ」など目的に即した言葉を使うだけでなく、感情に訴えかけるキーワードを盛り込むとショールームにも落とし込みやすくなります。
感動・驚き・ワクワク感など、顧客にどのような感情を抱かせたいのかを考え・取り入れることで、インパクトのあるコンセプトを作ることができるでしょう。
最初から完璧なコンセプトを作り上げるのは難しいため、まずはチームでアイデアを出し合い、複数の案を徐々にブラッシュアップしていくとよいでしょう。
さまざまな意見を踏まえ、ときにはプロジェクトメンバー以外からもフィードバックを受けながら修正を繰り返していくことで、より訴求力のあるコンセプトを生み出せるかもしれません。

たとえば、ADにご依頼いただくと、「こんな感じのことを実現したい」という内容からだけでもコンセプトをご提案させていただくこともできますし、ブレストを通してよりその解像度を高めていくこともできます。
ショールームの成否を決めることもあるコンセプトですから、ぜひ納得行くまで、時間をかけて取り組んでいきましょう。

「私たちが生み出すものはアートではなくデザイン」という信念のもと、空間デザインを通して企業の革新を手助けする企業ショールームの企画・デザイン会社。
WEBマーケティングサービスを提供するZenken株式会社が、企業のショールームを成功に導くためのメディアとして制作・運営しています。
産業用ロボットを製造する株式会社ユーシン精機の京都テクニカルセンター内のショールーム。広い空間を活用し、歩きながら製品を見ることができます。
各製品に動作を確認できるボタンや動画が見られるモニタを一緒に置くことで、さながら博物館のような雰囲気。